庭の観察記録
身近な自然の観察記。すぐそこにある自然を通じて、生物の多様性と神秘を味わい、クォークから宇宙まで想いを馳せる。
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おそらく出版されたときから本屋で見ているが、買うのは躊躇していた。去年、何度か図書館で借りて、やっぱり買おうと決めてから、どの本屋でも売っていない。今日(日付上は昨日)、やっとジュンク堂に入っているのを見たので、少し迷いながら、やっぱり買った。第1刷であり、出版社の倉庫に眠っていたんじゃないかと・・・。

同時期にどの本屋でも見つからないということは、改訂が出る可能性が高い。ドーキンスの『ブラインドウォッチメーカー上・下』(早川書房)がそうだった。買おうと思ったらどこにもなく、しばらくしてから『盲目の時計職人』となって、2冊が1冊になり、リニューアルしていた。もっと前には、バークレー物理学コースの『電磁気 上・下』(丸善)がそうだった。上巻だけ買って、次に下巻を勉強しようとしたときには、どの本屋にもあらず、しばらくしたら新版が出た。上巻だけ旧版と新版を持っている。未だにあのとき下巻もいっしょに買えばよかったと思っている。

この本の一番の特徴は、植物ごとに集まる虫を並べている点。そのため、何度も同じ虫が出てきたりもする(※)。一見無駄なようだが、この反復がまたいい。

(※)たとえば、アオクサカメムシは5回出てくる。クロマルハナバチはなんと15回だ!

虫(や花)の名前を調べようとすると、思いのほか時間がかかるというのは、経験者ならばきっとあるだろう。ネットでの検索も出来るようになり、本当に便利な世の中になったが、それでもなかなか見つからず、疲れ果てることもある。この本から探すと、サクッと見つかることもよくある。ウリキンウワバはまさにそうだった。過去に苦労したもの、人に聞いたものも、なんだ、ここを見れば一発じゃないか!というものがいくつかあった。実は、これが一番の購入動機になった。

写真ではなくて、絵なので、これもまたわかりやすい。写真のほうが「真実」であり、良さそうな気がするが、これは逆で、絵のほうが「真実」を「抽出」してあるので、むしろ「真実」に近い。そのため、より検索がし易い。

また、各ページにトピックが設けられており、これがまたいい。たとえば、「ジャガイモにくる虫」のページにはこのようなことが書かれている。

 地下茎のいもを食用にするため畑に栽培する。原産地は南米アンデス山脈の高地で、1598年日本にきた。日光に当たったいもは、緑色でソラニンがふくまれている。
 花は両性花で6月にさくが、結実は悪い。花をつんでも、つまなくても、いもの収量にはほとんど関係しない。


このあとに虫の話が続く。単なる図鑑でないところも購入動機になっている。

パラパラめくっているだけでも楽しい。こんなにも自分は虫について知らなかったのかと驚く。

中山周平(2001)『野や庭の昆虫』小学館(自然観察シリーズ)、2,250円(税別)
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コメント
この記事へのコメント
オススメ本
巷に本はあふれていて,どの本がいいのか見極めるのは難しくてこんな紹介はありがたいです。
かなり欲しくなっています。
イラストも著者さんによるのですか?
私も図鑑はイラストのほうが好きですが,画家さんの好みもあるのでとても気になります。
私の愛用の昆虫図鑑は福音館の児童向けの絵本で「夏の虫 夏の花」という本です。
詳しく調べるには不向きですが身近な虫が原寸で描かれており,虫に合わせた植物も綺麗で気に入っています。
裏表紙にはなんとゴキブリの絵も!(笑)
2006/02/23(木) 23:23:00 | URL | WAKA #RVp6i8PI[ 編集]
イラスト
>イラストも著者さんによるのですか?
実はこれ、私も気になって最後のページを見たのですが、なんと、「図版」にも「写真」にも著者の名前が刻まれていました。

小学館なので、イラストは他の図鑑などから流用もかなりしているのではないかと思います。

今試しにクロスズメバチを見てみましたが、別のイラストでした。
2006/02/24(金) 00:32:41 | URL | 混沌 #EBUSheBA[ 編集]
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