エナガの巣材集め
インフルエンザ以来の休みで、久しぶりにA川からB公園のフルコース。もう少し虫が見られるのも期待したのだが、結果的にはエナガがメインになったかな。エナガの写真はいっぱい撮ったが、満足できるのは1枚も撮れなかった。まあ、いつものことか。これが一番かわいい写真。ぬいぐるみみたい。この写真は違うが、ものすごい近く、数メートルくらいまで寄ってきたこともあって、エナガってこんなにちっちゃかったっけ?と新鮮な驚き。え?子ども?とも一瞬思ったが、この時期そんなはずもなく、それどころかクモの巣を突っついては巣材集めをしていた。
家を出たのは10時ちょい過ぎ。マスクをしていないことを思い出し、いったん家に戻る。その際、庭のシロバナタンポポもチェックして撮った。飛び損ねた綿毛が美しくない。A川沿いに行く。タシギを探すも太陽の位置が低くて日陰が多く、見づらい。コガモはまだいるなあと思いつつ、そういえば、最近というより今年に入ってまったくコサギを見ていないと思い出す。いったんA川から離れる橋にかかったそのとき、人工的な場所にカワセミ発見。背中のコバルトブルーはあまり見えず、背景がオレンジの同系色でかなりわかりづらい。気づいた自分に拍手!少し手が震えながらマクロレンズから望遠レンズに交換。手間取る。そうっと橋の上から構える。あれ、飛んでっちゃった?肉眼で見ると、いる。もう一度祈るような気持ちで構える。捉えた。何枚か撮って、少し引いたのも撮ろうとしたら、無声で飛んでいっちゃった。
A川から離れた後、去年、オカモトトゲエダシャクがいた公園にちょいと寄るが収穫なし。再びA川を上る。ハクセキレイとキセキレイを撮っていたら、今年初のコサギも見られた。ホッ。飛んでいくところを構えるがファインダーにも入らず。
A川最上流まで行った後、B公園に行く途中の雑木林でキノコの老菌。もしかしてエノキダケ?とも思うが自信なし。ぬめった感じがないから違うか。キノコの同定はよほど特徴がない限り、難しすぎる。冬尺蛾や春の蛾を探すも収穫なし。
途中の別の公園。カンヒザクラをチェック。まだつぼみもつぼみ。
B公園に行く途中の農家、その豪邸の木や畑に来る鳥や虫もよく撮るのだが、表札のところを見ると、なんと株式会社という新しい表札も掲げていた。節税対策ですかね。
いよいよB公園へ。アセビの花が咲き始めていた。ここは夜のチェックポイントですね。夜に来ると冬尺蛾やキリガ類が見られるフェンスをチェックするも収穫なし。池沿いへ。しばらく歩くと、今まで見たことがないところにヒキガエルの卵。来年からはここもチェックせねば。まもなくハッチアウトという感じだ。さらに行くと、やはりいつもないところに卵塊があり、さらにまたその先にも。こちらはまだ日がたっていない。あまりの多さに「うわあ、すごい!」と思わず言って、撮ってしまった。100ミリマクロの画角では入りきらないほどの卵塊。通行人もその方向を覗き込んでいたが、何のことだかわからなかっただろう。この前B公園に行ったのは2月23日だが、そのときに見た卵はもうなくなっていた。おたまじゃくしも探したが、それもわからなかった。落ち葉の下に隠れているのだろうか?
ヒキガエルの卵ポイントが終わったので、池の方を広く見渡す。カモが減ったか。もうみんな渡ってしまったのか?あ、オオバンと思ったら、もぐった。あれ?カワウだった?水中から出てきたのを改めて見たら、やはりオオバンだった。オオバン、水中に潜るとは知らなかった。カワウのように長くは水中にいないけど。オオバン撮ってたら、ハシビロガモもいた。まだいたのね。ゴイサギはちょこちょこいた。遠くのはアオサギかゴイサギかいまいち区別もつかず。しかし、わざわざ双眼鏡で見たりカメラ構える気もなかった。白いサギも飛んだのが見えたが、足は黒く見えたが、近くにいる人がコサギと言っていた。黄色い脚が黒く見えただけなのかオオサギなのかはいまいちわからなかった。サイズ的には大きめのコサギっぽいが。
人工池?の方で二人がカメラを構えながら話している。「枝が入っちゃうなあ」歩きながらよく見たら、いた。カワセミ。さっきA川で撮ったからスルーした。少し行くと、木道の手すりに、虫!一瞬、細い弱っちい感じのカミキリムシのようにも見えた。あまり動くなあと念じながら、望遠レンズをマクロレンズにチェンジ。それほど動かないが、微妙に木の日陰が邪魔。枝をちょいとどけたりしながら撮影。触角からしても、そして前翅からしてもカミキリムシではまったくなかった。なに目かもわからねえ。カワゲラ目か?
そんなこんなしていると、聞き覚えのある濁った声。俊敏に動くそのお姿。行くとこに行けばしょっちゅう見られるのに、なかなかうまく撮れないエナガ様。見たり、撮ったりしているうちに、やけに同じ場所に来て、なんかついばんでいると思ってよくよく見たら、クモの巣だった。ああ、これがエナガの巣材集めかあとちょっと感動。初めて見た。同じ場所に何度も来るので、これは少しは撮りやすかった。それでもあまりいいのは撮れなかったが…。びょいーんとクモの巣を引っ張っている写真が個人的にはお気に入り。
合間にはシジュウカラも撮った。そのうち、あっちにモズのメスがいると何人かが行ったが、またどっかに飛んで行ったらしく、戻ってきた。と思ったら、また止まって、3人が行った。私は双眼鏡でやっと探し出した。一応撮るかと思っていったときにはまた飛んでいってしまった。他の人が見つけたのを撮るのは、なんか興味沸かないんだよね。ただ、モズのメスの写真はあんまりないので、ちょっと撮りたかった。モズはあきらめて先に進むとカワセミの鳴き声。しかし、姿が見えない。歩きながらも探すと、いた。さっき見たカワセミだろう。一応撮っておいた。
公衆トイレで用を足しつつ、蛾をチェックするがこのトイレで蛾を見たことない。天井高いし、いてもわかりづらいかも。出て坂をちょっと上ったところで絵になるネコ発見。カメラ目線になったり、カメラ目線になったり、カメラ目線になったり、別の通行人見たり、カメラ目線になったりして、最後はなんかリラックス?そのすぐあとベンチから降りた。
赤系のウメの花、綺麗だなと思いつつスルー。別の人が撮ってた。私は、あ、アブ!と今日一番の感動!?ホバリングしているところを撮りたかったが、レンズを変えているうちに葉の陰に隠れ、わからなくなってしまった。アブで感動するのはこの時期特有のことだ。
帰りつつ、虫を探す。なんか鳥が飛んできて撮ったが逆光でよくわからず。モズを期待したが、ヒヨドリっぽい。画像は消してしまった。恒例のトイレチェック。ここは期待できる。男子トイレにフユシャクのオスがいた。面倒なので同定もしたくない。トイレ脱出後、遠回りになるが昨年トビモンオオエダシャクが合体しているところも見てまわったが、空振り。そのうち、またエナガの鳴き声がすぐ近くでしたので、撮った。そのうちの一つが最初の1枚。最後の木の手すり、シロフフユエダシャクのオス発見。
B公園を出た後、またエナガの鳴き声。ここでは初めて聞く。しかし、そのすぐ西の方に行けば、よく鳴き声は聞いている。そうだ、と思ってそっちの方に団地を横切って遠回りだがいってみる。空振り。富士山が見える通りに出るも雲が出ていて見えず。行きも見えなかったが、もっと雲が出てきていた。行きと違う道を行く。ああ、工事している。ついにマンションが建つのか。ずうっと空き地になっていて、ちょっとした草原環境になっていたのに。去年の秋には、放虫だと思うが、カンタンと思われる虫も鳴いているところだったのに。この辺ではあまり見ないベニシジミもいたのに。ぶっつぶれた。いつかそうなるとはわかっていたけど。がっかり。
その後、アスファルトの道路と路側帯の白いラインに擬態しているドバトを見た。家に着くと、シロバナタンポポが咲いていた。ちょっと花びらが黄色っぽい。
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2014.03.07 | Comments(0) | Trackback(0) | B公園