庭の観察記録
身近な自然の観察記。すぐそこにある自然を通じて、生物の多様性と神秘を味わい、クォークから宇宙まで想いを馳せる。
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調べたら、5月29日以来の日曜休み。朝ちょいと庭に出ると、ツユクサのところには定番のキバラルリクビボソハムシ。とその近くにカマキリの幼虫。うすい褐色。この大きさで褐色のカマキリの幼虫は初めて見た。今シーズン初めて見た。キバラルリクビボソハムシを狙っているように見えた。向こうは動いていなかったと思うが。とそんなことを考えていたら、鎌で攻撃。しかし、歯が立たない。刃が立たないというべきか。鎌をすぐ引っ込めて、むしろ防御の姿勢に入ったように見えた。

それにしても、ちょっと撮りづらい。ピントの確認も含めて撮った画像を見て気づいた。釜のところに黒っぽい紋がある。これはコカマキリの幼虫か。このサイズのコカマキリの幼虫、初めて見た。幼虫図鑑に投稿しておこうか、でも、もしもコカマキリではなかったらどうしようなどと思い悩む。

『爆丸 バトルブローラーズ ガンダリアンインベーダーズ』が終わるのを待って、女優とB公園へ。二人で行くのはいつ以来だか。お目当てはチョウトンボ。去年、目の前をチョウトンボが二人のすぐ近くを通ったとき、女優は「きれい」と言って喜んでいた。その後も一度、二人で見に行ったが、今年は初めてである。1年たってまた乗ってくるとは、正直半々の確率だと思ってた。

いざ自転車で出かけたはいいものの、どうも女優の自転車、ガタンだかパンだか音がして、後ろのタイヤ、空気が少ないような気がする。パンクかもしれないということで、女優の通うスイミングスクールの目の前まできたところで引き返す。その途中、アスファルトに舞い降りる黒系のアゲハ。あまり湿ってもいないが給水だろう。クロアゲハのオスであると確認できた。

自転車屋に戻ると、パンと音がした場合のパンクは急激にタイヤがしぼむとのこと。空気を入れて様子を見ることになった。いずれにしても、もう体格に比して自転車が小さく、こぎづらそうなのは変わらなかった。

B公園へは、ここ最近はいつもと同じスズメバチスポットから。女優は初めてだったので、だいぶ反発した。そこにチョウトンボがいないことはわかっているから。まあまあ、ここでノコギリクワガタを捕まえたのだからとなだめすかし、なんとか足を運ばせる。女優に見せて喜びそうなのはアカボシゴマダラくらいだが、多分目に入らなかったか。そのコナラの真後ろのクワ(だったと思う)には、ナミヒカゲがそこここたくさんいた。ほらそこ。ほらここにも。ほら。あ、ほんとだそこにも。

いたずら心がむくむく芽生え、ちょっとその低木を蹴飛ばしてみた。なんと、こちらで見つけていたヒカゲチョウの少なく見ても2倍以上が舞い上がった。あまりの多さに二人で大はしゃぎ。一人だったらこんなに楽しくなかったな。そもそも小5の娘といっしょだからこそ蹴飛ばしたというのもあるし。

さて、女優の反対にあいながらも、クヌギやコナラをチェックしつつ、回り道をしてついにお目当ての場所へ。今日もいっぱい待っていましたチョウトンボ。撮っている人も、ぱっと見て舞っているチョウトンボと同じくらいの数。直径何十センチという大口径のレンズで毎年トンボの写真を撮っているいつものおじさんが中心になっている。その時間帯の日陰はちょうど定員分だ。やむなく日なたで観察。写真もいっぱい撮ったよぉ。女優はそのうち飽きて、アスレチックのほうに行ってしまった。私は機材がちんちかちんに熱くなるまでがんばった。チョウトンボのほかには、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ウチワヤンマ、それから撮れていないが(どうせ撮れないから撮ろうともしていない)ギンヤンマ、撮る気もしないコシアキトンボがいた。

そのおじさんと別の通行人のおばさんの会話の中で、暑いから、マルタンヤンマが下のほうに降りてきてるだろうということだった。あまり暑くないと木の上のほうにいて見られないが、こういう日は見つけられるかはわからないが、下のほうにいるという。そろそろチョウトンボも私の機材と技術では限界になってきたので、女優を迎えに行ったら、ちょうど向こうもこちらにやってきた。うーん、息が合っている。

別のきれいなトンボがいるかもしれないからと言って、嫌がる女優をまた遠回りコースへ誘い出す。やつは飲み物も切れて、そろそろ限界だ。もっと回りたいところが回れなくなるのが、一人で来る場合と違い、いやな点だ。それでも連れまわす。遠回りと言っても、まあ、実際それほどでもない。

こういうところにいるんだと教えながら歩いていたら、さっそく何かを見つけた。ほら、と言われたが、私はすぐにはわからなかった。認識できたとき、なぜあんなに大きいものが目に入らなかったのか不思議なくらいだった。アゲハの形をした鱗翅目の昆虫だった。こんな色のアゲハ見たことない。右の後翅の尾状突起は鳥にでも食われたのか、なくなっている。アゲハモドキって蛾はどんな形だったっけと思い出そうとするが、正確なところがわからない。とにかく逃げられないように注意して、何枚か撮っておいた。家で図鑑を確認してすぐにわかった。これがジャコウアゲハのメスだった。自分一人では絶対に見つけられなかったので、女優に感謝。ジャコウアゲハは大きいというイメージがあったが、ちょっと小ぶりな感じがした。

私が何かを撮っていたからか、先走る女優が、見知らぬおばさんに話しかけられていた。多少会話に割り込んだりしているうち、私とそのおばさんの会話になった。アオスジアゲハらしきものを見たという。別に珍しくもないしなあと内心思っていたが、おばさんは興奮気味だった。こっちのほうで見たというので、ちょうど帰るのと同じ方向なのでついていったら、おっと目の前を黒いアゲハ。目を凝らしてみると、尾状突起がない。やや大きめ。ナガサキアゲハだ。ナガサキアゲハを見たのは、確か今年初。ナガサキアゲハについて、まあ、私もたいしてくわしくはないが、若干レクチャー。長崎とついているように長崎で初めて見つけられた南方系の蝶で、昔はこの近辺にはいなかったんですよ。温暖化で北上していると言われているんですよ。

そのあと、アオスジアゲハはクスノキの葉を食べるんですよ、クスノキは空気の汚れに強いので都心部で結構植えられていて、たとえば丸の内などではアオスジアゲハが一番見られるアゲハですなんて話をしていたら、今度はすぐそこをマルタンヤンマのメスが通っていった。こんな間近にマルタンヤンマのメスを見たのは初めて。

B川を下っていくとハグロトンボが(お歯黒トンボと言っていたが)、10じゃすまないくらいいると教えてくれたそのおばさんと別れた直後、B公園の主が通ったので、私としては超めずらしく自分から「マルタンヤンマのメスが今通り過ぎましたよ」と教えたら、「メスならすぐそこにいるよ」だって。確かに何人かが撮っていた。これだから日曜日の観察はいい。「群集についていく」だけで、自分だけでは見つけられないものにたどり着く。

マルタンヤンマのメス、止まっているところを初めて見た。オスのような美しさはないが、これはこれで趣がある。オスとメスでこうも違うのも乙ではないか。ちょっと距離があったが、ヒノデの8倍の双眼鏡も持ってきているし、女優もばっちり見られた。フラッシュなしで、35mm換算600mmで1/8秒のシャッター速度で、まあまあ撮れた。

それを撮り終えるといっしょにとっていたこれまた時々見かける方が、そのすぐ近くで今度はマルタンヤンマのオスを見つけてくれた。こっちのほうがトンボまでの距離が近いが、AFがまったく効かない。ほんとだとすぐ近くのおばさんも言っていた。こちらはMFで写す。こちらはフラッシュなしは無理だった。暗すぎる。まあ、マルタンヤンマのオスは、フラッシュたいたほうがおそらく美しい。双眼鏡をのぞいた女優も得意の「きれい」で大喜び。

帰り際、まだ大きくなりそうだが、それでも十分大きいスズメガの幼虫もおまけで見て、最終的には、「けっこう楽しかった」ということで大満足の様子。よかった。家に着くなり、蝶がたくさん舞った話をクミゴンにしていた。ぜんぜん伝わっていなかったけど。

夕方からは一人でA川を通ってのフルコースで出撃。今年初のハグロトンボもかろうじて見られた。B公園の入り口、スズメバチスポットでは、そのコナラの根元でなにやらうっすら白い半透明のカマキリの幼虫?ではないよなあ、でも今動いたよなあという不思議な物体を見た。撮った画像をカメラの液晶画面で確認しながらいたら、3枚めを撮るときには正体が判明した。ガガンボの羽化だった。しかし、あのガガンボ、間違いなく木から出てきてるよな。木の中で蛹になる種類もいるの?しかし、これで、樹液のところにしばしばガガンボがいるのにも納得。

そのあと、すっかり日の暮れたところでは、高校生くらいだろうか、カップルがやたらこっちを気にしている。人前ではできない行為にこれから及ぶのであろう。気になりつつもその近くを探索。するとなんと尺取虫ではないがそれを大きくしたような巨大な幼虫を見た。歩いている。写真を撮るには不都合だ。それでも何枚か撮った後、そうだ、ビデオに録画しようと構えるが、今度は止まってしまった。幼虫はたいして移動しないのだから、撮る順序が逆だった。

最初、その幼虫は何とかシタバだろうと思ったが、『日本産幼虫図鑑』にその答えと思しきものが出ていた。ムクゲコノハの幼虫だった。当然初めて見たものである。そこの記述には、数は少なくないが、幼虫はめったに見られないようなことが書いてあった。けっこう満足♪

やっぱり日曜日には日曜日のよさがあるなと再確認したしだい。久々の長編。画像もないのに最後まで読んでいただいた方、本当にありがとうございます。画像は混沌のアルバム2011年7月10日にあります。

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