庭の観察記録
身近な自然の観察記。すぐそこにある自然を通じて、生物の多様性と神秘を味わい、クォークから宇宙まで想いを馳せる。
201709<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201711

今日は夕方だけ仕事。午前中は図書館で予約してあるキノコの図鑑を2冊受け取るべく女優と出かける。図書館の前後でK林とF公園に寄る。

K林に入るとすぐに、シデムシがつぶれているのがいくつも見つかる。シデムシとは死出虫で、死体に集まることから、まるで死体から出てくるようなのでこの名前がある。しかし、自分が死体になってしまっては・・・。死体をいくつか眺めていたら、カブトムシの死体も見つかった。ほとんど原形をとどめていないが、太い足は紛れもなくカブトムシ。さらにその近くで、角の残骸も見つかった。これもほとんど原形をとどめておらず、そうと思ってみなければなんだか分からないような代物だった。

女優にカブトムシの体の一部を見せようと呼んだその直後、シデムシの死体に交尾しているシデムシのオスが目に入った。目を疑った。当然撮影するべくデジカメの電源を入れる。とちょうどそのとき、ぐるっと林の中を小さく回ってきた女優の自転車が近くに止まった。しかも止め損ねた。なにやってんだよと振り返り、また前を向いたときには、今度は、ヤブガラシの花に来ているコンボウヤセバチが目に入った。

うちの庭でも、産卵に来たらしいのを2,3回目撃しているが、あの細いボディにいつもピントが合わずに涙を飲んでいた。今度こそシャッターチャンス!意外と近づくことができ、一応、及第点といえるレベルのものは撮れた。しかし、シデムシの交尾を撮ろうとしたら、横になっているメスと思われる死体だけになっていた。こちらのほうが惜しいことをしたかもしれない。

さて、ここ最近では一番樹液を出している木をチェック。カナブン2匹に、スズメバチ、あとは小物。。と、ゴマダラチョウが飛んできた。アカボシゴマダラではないことを確認し、撮ろうとしたら、逃げられてしまった。仕方なしに、樹液に顔を突っ込んで、警戒心のまるでないスズメバチを撮ることにする。すると小学校5年生くらい(女優の予想による)の男の子たちがやってきた。そして、話しかけてきた。いや、これは記憶違いか。話しかけたのは私だったか。
「スズメバチがいるよ」
「うわ(一同)」
「気をつけてね」
「怖くないんですか」
「怖いよぉ(笑)」
「虫好きなんですか?」
「うーん、そうだね」
「なんでですか?」
「・・・なぜだろうねえ」
答えづらいわい、その質問。その中の男の子の一人が、なんとクワガタを水槽に入れていた。見せてもらったら、ノコギリクワガタだった。いいなあ?。
「どこで捕まえたの?」(けっこう立派だったこともあり、デパートかどこかで買ったのではないかとちょっと疑っていた)
「F公園」
「ああ、あっちのほうが採れるだろうね」
この前ヒラタクワガタを採ったI公園と勘違いしてしまったことにあとで気づいた。ということはびっくりである。F公園で採れるのかよ?どちらかというと草原環境だよ、あそこは。確かに周りは木だけど。ウグイスがさえずっているところをはじめて見たところではあるけど。樹液が出る木なんてあるの?だから、図書館の帰りに寄ることに内心決定。彼らは2匹いたカナブンを捕まえていった。

図書館に寄った後、もう一度K林へ。ムクドリの親子をしばらく眺める。はじめは親子と気づかなかったが、色が薄いほうが子供だと分かった。さらによく見ていると、親が何かを見つけてくちばしに咥えると、鳴きながらそれまでよりも早足で親に近づいていき、口移ししてもらっていた。そういうところを何度か見た。

女優が痺れを切らしてきたので、仕方なしに移動する。あちこちの木がかなり剪定されていて、特に北西のほうの木は、もう丸裸という感じである。下草もこの前来たときには完全に大掃除されており、これじゃあ、虫が何も来ないよ(は言い過ぎだが)。

最後に、さっきの木をチェック。カナブンの交尾の写真を撮っていたら、向こうからもっと小さい娘を連れた若いお母さんがやってくる。何匹も集まっているカナブンを見て、
「夜に来ればカブトムシが採れそう。何の木かしら」
私は木を見上げて、葉を確認して心の中で答えた。コナラの木です。この木がコナラだと認識したのは、私も初めてだった。クヌギかコナラかは、それまであまり意識していなかった。この前訪れたクワガタの採り方について書かれたサイトの文章を読むまでは。

次は、いよいよF公園へ。着くなり、
「さっきのおじさんだあ」
ギクッ。
「そうだよ、さっきのおじさんだよ」
自分なりに周りの木をチェック。確かに、細いクヌギの木はある。しかし、これでは・・・。降参。聞いてみた。どの木でさっきのクワガタを採ったか。指し示す方角を見ると、子供たちの声がする。木登りしていた。こんなところにもチェックすべき木があったとは。坂になっていて、そちらは沈んでいるので、手前に生えている植木に邪魔されて、そこは死角になっていた。しかもその木は策の向こう側から生えており、公園ではなく、隣の私有地のものだった。大人の俺には手が出せねぇ。ただ、幹がこちら側に生えてきているのだった。
「さっきのおじさんだ」
またかよ(笑)。
「スズメバチ捕まえたよ」
「え?」
K林でスズメバチ捕まえてごらんと冗談を言ったのだが、本当にやりおった。あれでもしも怪我でもしたら、俺のせい?あの子達も冗談と認識していたと思ったのだが。これだから子供は怖い。公園から出る近くで、水槽に入っているスズメバチを確かに見た。薄汚れた透明なケースの中でもがいて滑っていて、なんか弱っちい感じ。(つづく)

関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2004 Powered By FC2 allrights reserved
blogramランキング参加中!
  1. 無料アクセス解析