まあまあ早起きしたものの、あまり元気もなく。モグラでも見られないかなあと9時前にK林に行くも、モグラ塚すらなく。その初体験と同じ場所でクマバチ雄の縄張り争いに遭遇。最初望遠で、途中から気づいてマクロレンズで飛翔写真を撮る。ややピンボケだが、正面近くから撮れているのがかわいい。
時間が前後するが、K林に着く前のA川沿いで、ハクセキレイのさえずりを聞く。初め何の鳥の鳴き声だかわからなかった。ICレコーダーでもビデオでも録り損ねた。マガモのオスがまた単独でいた。もしかして卵を温めているのか?とも期待するが、私が家に戻るときにはそこの近くにカルガモがいて、マガモがちょうどいたところには卵はなかったようだった。そうそう、そのマガモを見ていたときに気づいたが、今年初めてのカルガモの雛を見た。これはビデオにも撮った。雛は全部で10羽。
B公園に着いたのは16時近く。日がのびて明るいのがうれしい。まずはオオスズメバチの観察。女王蜂同士バトってるのが今度はまあまあ撮れた。
最後に、「すいません。すいません」と実は話しかけられている。その途中で切っており、よく声は入ってはいない。話しかけてきたのは、このビデオの最初に登場する人。公園のスタッフのジャンパーを着ていた。30分ほど前に連絡があって、スズメバチの様子を見に来たという。駆除するということだった。私はいやな気持ちになった。
オオスズメバチは、生態系のピラミッドの中で(おそらく複数できるピラミッドの中で)頂点をなす。それゆえ、個体数は少ない。今日は最大で同時に6匹見たが、この6匹すべてが子孫を残せるわけではあるまい。オオスズメバチは地中に巣を作るため、都会ではそうそう巣作りに適した場所はない。キイロスズメバチやコガタスズメバチとはわけが違うのである。それに、この時期のスズメバチはほとんど刺さないだろう。自分が死んだら子孫が残せないから。卵を産まない働き蜂とは、そもそも求められていることが違うのである。将棋の王将のようなものである。けっして捨て駒にはなれないのだから。
これをヒトに置き換えてみるとこうなる。あなたは武器とあなたの家族を救う特効薬を作るための植物の種を持っている。この種はしかるべきところまで運び、きちんと蒔いて育てなければならないとする。もしもあなたが死んだらその種も失われ、家族は全滅する。未知なる敵があなたを襲ってきたら、いよいよ追い詰められたら、確かにあなたは武器を使うだろう。しかし、その武器が通用するかどうかは実際のところはわからないから、たとえ敵と遭遇しても、できることなら武器は使わずに逃げるのが得策である。そもそもは安全第一、敵とは遭遇しないように種を運ぶはずである。女王蜂も同じである。もしも、種の運び屋が別にいて、自分は護衛役ならば、敵と遭遇した場合は、最悪、命を賭して戦うだろう。それが働き蜂である。今の時期のスズメバチは、すべて女王蜂である。
駆除は日が落ちてからするという。スズメバチとチャドクガは問答無用ですぐ駆除するとのことだった。しかし、B公園を歩きながら考えたが、駆除といっても巣を一網打尽にするわけでもなく、樹液に集まるスズメバチを対処療法的にやっつけるだけだから、何日も継続してやらないといけないことになるはずだ。樹液が出ているという理由で、まさか木は切らないだろう。それと、日が落ちてからだと、もうスズメバチは散り散りに散っていると思う。この前、夜に行ったときには、木の上のほうに2匹がいただけった。
スズメバチに別れを告げようとしたとき、目の前にあったエノキにゴマダラチョウの幼虫発見。他にもいろいろ虫がついている。他のエノキもそうだがよく虫がついている。エノキをじっくり観察するだけで相当面白そうだ。継続してアカボシゴマダラとゴマダラチョウの幼虫を追っていたことを思い出す。それも今日予定を変更してB公園に来た目的のひとつだった。昨日来られなかったから。アカボシゴマダラの幼虫がいなくなっていて、しかしここは人通りが多いからまず鳥には食われないだろう、という推測のもと探したら、いた。前蛹になっていた。今度は消えたゴマダラチョウの幼虫のほうに行くと、幼虫も蛹は見つからなかったが、新しいゴマダラチョウの幼虫を見つけた。今年はアカボシゴマダラの幼虫は1匹だけで、後はおそらくだがすべてゴマダラチョウの幼虫である。ゴマダラチョウががんばっているのか、それともアカボシゴマダラはもう幼虫よりも先の段階に進んでいるということなのだろうか。
ゴマダラチョウの幼虫が一番遠いところなので、折り返す。そこで、ムモンホソアシナガバチを見た。去年(火それ以前)もやはりこの近くで見た。なんだか葉を削っているように見えた。写真とビデオに撮った。終盤では丸い団子状のものを作っていた。最初はなかったと思うが、写真にも残っていないが、先入観や見落としの可能性もある。しかし、私には植物を削って、巣の材料を作っていたように思える。
帰る途中、もうひとつ思い出した。アジサイの葉を食うハバチの幼虫。いたよ。まだ若令。しかし、いるところにはかなりいて、葉はこれからのことも考えると侮れないダメージだと思う。
本日の全画像は(ちょっとピンボケのも残してしまった)混沌のアルバム2011年5月4日で。
そうそう、写真は撮れていないが、自宅の庭にも2回スズメバチが来た。サイズ的にはオオスズメバチの女王蜂。一度目はうちのバラの木をあちこち歩いていた。オオスズメバチならば狩りなので問題ないが、コガタスズメバチならば巣作りの場所を探している可能性もあり、それではさすがにたまらん。二度目は、私が駐車スペースにいるとき、ちょうど真上を通って南西の隣の庭のほうに飛んでいった。一瞬の出来事だった。アゲハも何度かサンショウのところに来ていた。
B公園では今シーズン初めてウグイスのさえずりを聞いた。
2011.05.04
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朝から曇りで気温も上がらずテンションも上がらず。まあ、体も疲れているからそれもいいかと。午後、初めて行った中華料理のお店から帰ってくるともう14時過ぎ。うーん、外出どうしたものか。とりあえず、女優を誘ってインゲンマメの種を買いに行った。買ったのは女優の同級生の両親が経営している園芸店。157円也。緑肥になるうえに、これでいろいろ虫がきてくれれば、かなり安い買い物。
隣の店舗のだったかもしれないが、新芽の先があちこちしおれている木があった。名札がついていた。あんず。うちのバラがクロケシツブチョッキリにやられているのと同じだった。「アンズ 害虫」で検索したら、モモチョッキリゾウムシというのが出てきたが、これとは違うと思う。アンズもバラ科だからクロケシツブチョッキリだろうか。その近縁とかかな。
買い物した後女優とは別れ、私はさらにA川を下る。お目当ては、カルガモといっしょに行動していたというオシドリのオス。途中、この前の個体かもしれないが、カルガモといっしょに行動していたマガモのオスは見た。メスが見当たらない。振られちゃったのか、もともと別の独り者なのか。
さらに進むと、キセキレイがいた。最初、ハクセキレイの幼鳥かと思ったが、うっすらおなかのあたりが黄色く見えたので5倍の双眼鏡で見たら、やはりキセキレイだった。ツバメもたまにいた。泥を何度か口にしているのを見た。巣作り用だろうか。まるで何かを食べているように見えた。ビデオにも撮ろうとしたが、飛んでいってしまった。
女優と別れるころからちょうど雨が降ってきていて、目的地に着いたころにはそれなりに降っていた。故障しても困るので、カメラもしまうことにした。これでは引き返してB公園は難しいか。カルガモはいるが、オシドリはおらず。いるのはハクセキレイばかり。立体交差になっている道路の下でしばらく雨宿り。同じことをしているおばさんもいた。何ヶ所か自転車に乗ったまま雨宿りできるところがあるので、あっち行ったり、こっち行ったり。帰ろうか、B公園に行こうか迷う。やや小降りになったところで、とりあえず、いったんは家に帰ることに決めた。
A川沿いに行くと、川がくねっとしている関係で若干遠回りになるので、観察よりもぬれないことを優先して、近道したつもり。が、いつの間にかまたA川に出てしまった。そこからは川沿いに結局帰った。カルガモを見るたびに、その近くにオシドリがいないか探したが、結局いなかった。コサギがぽつんぽつんとある程度の距離を保って複数いた。
家の近くでカルガモを見ていたとき、音もなくふらっとカワセミが下りのほうに飛んでいった。「あ、カワセミ!」と思わず声を出した。すると、見失う直前くらいに例の「チーー」という鳴き声が遠ざかりながら聞こえた。と思ったら、自分のすぐ右前くらいからまた別の「チーー」という今度は大きい鳴き声。え?と思って見たら、さらに2羽?しかし、これは見間違いかもしれない。いずれにせよ、1羽を目で追っていったら、少し上流のコンクリートの対岸に止まったように見えた。確かあのあたりと思いながら少し自転車をこいで適当なところで止まって探す。見つからない。しかし、今までの経験からも派手な姿のようで意外とすぐそこにいて見つけにくい。今一度探す。いたよ、唖然とするくらい真正面に!やっぱり見つけにくい。しかし、本日、これでちょっと満足。
家に帰ってからは、女優とインゲンマメの種をまいた。まきながら思った。あれ、まだ以前買った種、残ってなかったっけ・・・?まあ、よしとする。やっぱりちょっと雨が降っていた。その分早く芽は出てくれるだろう。結局B公園は行けずじまい。
本日の全画像は混沌のアルバム2011年5月3日にて。
2011.05.03
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ファーストデーのため1,000円で『GANTZ PERFECT ANSWER』を観て帰ってきたとき、もう日付は変わっているが、ふと空を見上げると、なかなか星が見える。この時間帯でどんな星が見えるか調べたら、さそり座がちょうど南に見えるではないか。そこで、しばらくしてから屋上で撮った。夏の大三角も見える。西のほうに北斗七星も移り、その先にうしかい座のアルクトゥールスも見える。いくつか適当に撮っておいた。
今朝はお寝坊さん。この黄金の飛び石連休、3日の集中した休み、遊びすぎたか。疲れがたまっているのか。どうしても、どうしても、スズメバチが見たくて、また行ってしまったよ。なかなかいい角度で、いい写真は撮れなかった。長時間、粘らないとだめかなと思った。5倍の双眼鏡は持っていったが、まったく使わず。ビデオ撮影もしたが、これもいまいち。ガチガチ女王同士が争うところを撮りたかったが、ちょっとだけしか撮れなかった。
撮った画像は混沌のアルバム2011年5月2日で。
2011.05.02
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今日は樹液の出るクヌギやコナラを探してB公園へ。お目当てはこの時期にしか見られないでっかいスズメバチの女王蜂。B公園中のクヌギやコナラを見つけてはぐるりと木を一周。何本チェックしたかなあ。風が強く、いろいろな幼虫が葉から落とされて人工物の上などを歩いていた。気が向いたのだけ撮影した。
それにしても、世間的には前半3連休の最終日で一休みなのか、人が少ない。カワセミを撮っている人なんて、誰もいない!休みの日でこんなのは初めてだ。カメラを持って歩いているヒトは、平日よりも少ないのではないかと思った。
なんだか盛り上がらないので、もう帰ろうと思ったところで、キタテハが舞ったので、とりあえず証拠写真を撮ろうと。飛んで行ったかと思うとこちらに戻ってくる。ついに捉えたと思ったら、ツマグロヒョウモンのオスだった。やけにオレンジがきついと思っていたが、そういうことかと。4月27日にもオレンジの強い蝶を見ているので、やはりあれもツマグロヒョウモンだったかと。
ツマグロヒョウモンを撮り終えて、行こうとすると、すぐ近くの大きな切り株に、スズメバチの死体が転がっているっぽい。もう死体?誰かが置いたのか?と思って近づくと、普通に生きていた。まあまあでかい。この時期だから間違いなく女王様。E-520で撮影とビデオでも撮影した。デジカメでもビデオでも大きさがわからなくなるのが欠点。そこで、決死の覚悟で、切り株に近づいて1円玉を置いた。それまで後脚のお手入れをちょっとハエみたいだなあという感じでしていたのが、ピクンと明らかにこちらに反応した。緊張が走る。それでもゆっくり後ずさりして、事なきを得た。しばらくして、またもとの状態に戻ったようである。1円玉はどうしよう、あきらめるかと迷っていたら、そのうち飛び去った。その後1円玉をまた撮影で使ったので、やはり1円玉は回収できてよかった。
ビデオファイルは以下のとおり3つ。1円玉を置く前と後と飛び去るところ。
この後、自転車に乗って帰る前に、もう一粘りしてまだ見ていないところをチェックしたら、見つけた~~♪樹液の出るブナ科の木。見たときはクヌギだと思ったが、後から見るとコナラか。まあ、どちらでもよい。スズメバチが2匹。そのうち飛んで来たり、飛んで行ったり。一度、超特大のが来た。ビデオで撮ったのが4cmを超えていて、ここで見たのもほぼ同サイズ、それに対して、一回りではなく、二回りは大きかった。すると6cm以上??印象として大きく見えてしまうということもあるので、長さは怪しいが、とにかく、とにかく、どでかかった。しかし、しかし、すでにいたスズメバチにあっさり負け(金持ちけんかせず?)、すぐに飛び去ってしまった。色はだいぶ白っぽかった。もう一度見たい。今度は証拠を撮りたい。
夜にもどうしても行ってみたくて、行っちゃったよ。20時ごろ。2匹の女王蜂が仲良く?並んで木の少し上のほうで止まっていた。いたのはでかいナメクジに、あとは樹液を吸っていた大きめの蛾。
この日の全画像は混沌のアルバム2011年5月1日で。
2011.05.01
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