庭の観察記録
身近な自然の観察記。すぐそこにある自然を通じて、生物の多様性と神秘を味わい、クォークから宇宙まで想いを馳せる。
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今朝はきれいな青空が広がり、これなら富士山きれいに見えるだろうな、屋上で見なきゃ、と思ったが、時間がなく、あわてて仕事に向かった。駅まで、途中、走った。

いつもと違う場所に出勤のため、乗った電車も違った。世界的に有名な企業の工場近くを通ったとき、白い富士山がくっきり見えた。家から見るよりも大きい。デジカメは持っていたが、走る電車の中からの撮影は、まず無理。その代わり、目に焼き付けた。

駅を降りて、しばらくすると、褄が黒いキチョウ。そのあと、神社の中を通っているときは、ウラギンシジミ。飛びながら、翅の表がオレンジなのが一瞬見えた。オス。さらに、オレンジと黒い翅をしたチョウが目的の駅の近くで舞っていた。アカタテハっぽかった。

仕事がなければ、あるいは、忙しくなければ、雨上がりの楽しい観察の日だった。だから、デジカメをもって出かけたのだが、ついに一枚も撮らなかった。月も夕方16時から、けっこうきれいだったんだけど。台風一過だったとは、家に帰ってきてから知った。

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昨日の朝、南方系のミナミトゲヘリカメムシをベランダで見たので、またちょっくら温暖化について調べてみた。調べただけの範囲での結論を言うと、この20年は気温がわずかに上昇している。しかし、さらにその30年前は、都市部のみ気温が上昇している。それは、地球の温暖化ではなくて、地域的な都市化の影響のため。50年前のそれをいわゆるヒートアイランド現象と呼んでいいかどうかはわからないが、人が集まって「都市」になると、その地域の気温が上がるのは間違いない。それも特に最低気温が上がる(最低気温の上昇については以前にも調べた)。この20年の気温の上昇は、おそらく地球規模で平均し見られるものだろうが、それをもって地球の温暖化と結論付けるのは早計だろう。20年くらいならば、単にゆらぎとみなせる。実際、1970年代のはじめは地球全体で気温が低下し、当時は「地球寒冷化」の恐怖がまことしやかに話題になったと聞く。

東京の年間平均気温まずは、明治時代から記録されている東京の年間の平均気温。これを見て東京の気温が上昇していないといったら、頭がおかしいだろう。最低気温の上がり方のほうが大きいことがわかる。データはすべて気象庁のホームページに掲載されている過去の気象データ検索を使用している(おそらく以前とurlが変わっている)。

東京の最低気温の変化(戦前と戦後)東京の最低気温の変化だけを戦前と戦後に分けて比べると、明らかに戦後のほうが傾きが大きい。それにしても、この最低気温の上昇の仕方は大きい。

東京 新潟 南鳥島 稚内の年間平均気温次は、東京、新潟、南鳥島、稚内の年間平均気温。新潟を選んだのは、東京と気温が重ならず、田中角栄の日本列島改造から都市化が進み、そこから気温が高くなったのではないかと思ったから。また、南鳥島は都市化とは無関係だろうから。北からも似たような島を選ぼうとしたが、観測点が変わったなどの理由で継続したデータがないので、やむなく稚内にした。いずれも気温が上昇しているが、やはり東京、新潟で上昇の傾きが大きいのがわかる。稚内は思いのほかばらつきが大きい。南鳥島では気温のゆらぎが少ない。さすがにまわりが海に囲まれているだけある。

東京 新潟 南鳥島 稚内の年間平均気温2(1989から20年)1990年代から、世界各地で気温の上昇が話題になり、地球温暖化の報道もこれと連動して、増えているはずである。では、その90年代(ここでは89年も入れた)からの20年でどう変化しているかというのを調べたのが次のグラフである。確かに、南鳥島を見るとわずかながら上昇傾向は見られる。一番都市化の影響が少ないところでこうなのだから、やはり地球の平均気温は上がっているのだろう。しかし、東京や新潟はこの20年では、毎年のばらつきは別として、平均的には気温の上昇はほんのわずかしかない。稚内にいたっては下がっている。(書いている途中で気づいたが、たまたま平成になってからの平均気温であった)

東京 新潟 南鳥島 稚内の年間平均気温3(1952から38年)最後に、「もはや戦後ではない」といわれた(いった?)1956年のちょっと前の52年から88年(昭和63年)までのグラフ。東京ははっきり上がっている。新潟は、東京とほぼ気温が連動しているが、上がり方は東京よりは緩やか。南鳥島と稚内はわずかに下がっている。あれ、ちょっと待って。稚内は、このグラフも、前のグラフも下がっている。しかし、さらにその前のグラフでは上がっている。ん?ということは・・・。そう、平成になってからの気温が高いということ。

というわけで、確かにこの20年は気温が高いかもしれないが、これをもって地球温暖化というのは問題だと思う。いつなんどき、また気温が下がってくるのかわからない。人間の活動による気温の上昇は、その周辺地域では間違いなくあるが、それが地球全体に及ぼされるには、地球はまだあまりにも広いのではないだろうか。たとえて言うなら、大勢ででテストをしたとき、一人だけズバ抜けて点数が高くても、全体の平均点はほとんど変わらないのと同じである。

朝、妙に早い時間に起きたので、7時半過ぎに鳥でも見にK林へ向かう。途中、以前住んでいたアパートの近くでちょっと聞き慣れない、でも最近よく聞く鳥の鳴き声。双眼鏡でのぞくと、やはりアンテナの上に止まっているのはモズだった。

K林の入り口に着くなり、人家のK林との境界ともなる塀にルリタテハ。朝日を浴びて体温を上げているところだった。あ、またモズの高鳴き、・・・と最初は思ったのだが、違う、でも聞き覚えのある・・・そうか、ワカケホンセイインコか。しかし、ワカケホンセイインコの姿は最後まで見つけられなかった。

オオスズメバチがもうこの時間から活動しているかどうかを知りたいというのもここに来た動機だった。いたよ、今日も5匹。これだけいると、近寄るのもさすがに躊躇する。

K林を2周くらいしたが、鳥は鳴き声がすれど、一度ヒヨドリが見づらい位置でなんとか見えたくらい。むしろ昆虫のほうがちらほら目についた。コミスジに赤とんぼ(たぶんアキアカネ)。ホシホウジャクっぽい蛾が常緑樹に止まるところを見たが、撮ろうとしたらすぐに飛び立ち、たちまち見失ってしまった。

K林に金網越しで接している大きな庭のある家の緑の中にオオカマキリ発見。カメラを構えると、完全に家の方向にレンズが向いてしまうので撮影自粛。この場所でキアゲハがよく見られるので、きっとこの家の庭でニンジンでも作っていることがあるのだろうなどと考えながら、家の中に人がいるのも見えたが、さりげなく庭をのぞいてみる。ずうっと見るわけにもいかないので、こっち見たり、あっち見たり。すると、K林の敷地の中でホトトギスが咲いているのを発見。他の植物の根元からこっそり生えているような感じ。これだけだとルリタテハの食草としては足りないなあなどと考えながら、また少しぶらつくと、その家の敷地の金網からこちらに突き出しているホトトギスの花を発見。なるほど、こぼれ種だったのか。この家が、K林で見られるルリタテハをいくらか結果的に育てているのかもしれない。

もう一回スズメバチを見に行く。今度は十分に距離をとって、双眼鏡で観察。やはり5匹いる。上のほうにいる2匹が頭と前脚でなにやらコミュニケーションを交わしている。お互いの匂いの確認だろう。と、そのとき、1匹のオオスズメバチが、まるで樹皮につまずいたかのごとく、つっかかって、そしてそのまま地面に落ちた。落ちてからのしぐさもぎこちなく、ああ、不器用な子。あれ、脚の先が一つ変なほうに曲がっている。あれは、飼っているクワガタが死の間近にさんざん歩き回って、脚の先端があさってのほうに向いてしまうのと似ている。もしや、あのオオスズメバチは、死が近いのかも。

翅も動かしているが、けっして飛ぶことはなく、死が間近なのかという目で見ると、いよいよのたうちまわってもがいているように見える。地面で悪戦苦闘した後、そのコナラの木の根元から、羽ばたきながら、しかし、木を上ってきた。脚のひん曲がりは、単に見えなかったのか、元に戻ったのかは確認できなかったが、私が観察をやめてその場を立ち去るまで翅はずうっと動かしたままだった。

オオスズメバチは、もうこれからは個体が減るはず。そのうち、死体も見られるかもしれない。見つけたら家に持ち帰って、長さを測ろうと思う。とにかくでかいから。

もう完全に晴れている。まず雨は降らなさそう。風は非常に強い。今日の午前1時過ぎは、部屋の温度計で21.5度で、ついに半そで短パンから、上下ジャージに衣替えした。今朝の8時では22.5度だった。それが、今では25度になっている。外はもっと温度が高い。ずうっと部屋を閉め切っていたら、もっと室温も低かっただろう。何度か庭に出ているので、その際ガラス戸を開けっ放しにしている関係で部屋の温度も上がってきた。

気温がだいぶ上昇してきたので、虫たちが飛び始めた。鳥の鳴き声が聞こえて、ちょっとだけ飛ぶのを見かけた時間帯もあったが、双眼鏡を持って屋上に行っても、鳥はもう見られなかった。それに比べて、小さな羽虫や蝶は飛んでいる。まず庭で見られたのは、イチモンジセセリだった。さっき部下から携帯に電話がかかってきて庭に出たときは、背丈が10cmもない小さなオニタビラコの花に、モンシロチョウが飛んできた。モンシロチョウが来るのはめずらしい。うちの庭に来るのが多い白い蝶は、スジグロシロチョウなので。

前のパラグラフを書いている途中でカップヌードルが出来上がったので、庭で食べた。そのときにも、そのオニタビラコに小さな(5mmくらい?)の蜂と、それから、小さめのヒラタアブが来ていた。

11時ちょっと前には、アオスジアゲハが強風にあおられながらも、いつもどおりの躍動感をもって舞っているのも見た。

朝8時に子供の目覚ましでいっしょに起こされたときは、強い風で、物干しの竿がシャッターにあたる音だったのだろうか、ほぼ周期的な金属音を立てていた。そのときからすでに雨はほとんど降っておらず、ただ強い風だけが吹いていた。9時近くには、時折晴れ間ものぞいた。

電車男の通う中学は、昨日の段階で、3時間目までは休校、4時間目から登校ということが決定していて、今も息子は家にいるが、女優の通う小学校は、今朝の段階で休校かどうか決定するということで、私が起きたときには娘はすでに家にいなかった。道路を挟んで小学校と中学校が隣同士なのに、面白いものである。より危険が高そうな小学生が登校で、中学生が後から登校なんて。

台風18号がもたらす風で、うちの敷地でもいろいろなことが起きている。庭に突き刺してある物干し用の棒が傾いた。その後見たら庭に横たわっていた。いくらなんでも、あそこまで風で移動するとは思えない。クミゴンが引っこ抜いて、置き去りにしたのか。出勤直前、庭に出たところを見た記憶がないのだが。棒が自ら匍匐前進しないと、あの位置にはたどり着けないような気がするが、バターンと倒れれば、あそこまで行くものなのか。突き刺さっていた位置から優に1メートルは超えたところに棒はある。

駐車スペースにある化繊で作られたすだれ。重みをつけるために下に2本の金属の棒が入れてあるが、1本が中途半端に半分はみ出ていた。そのうち直そうと思っていたら、なんと、台風情報のテレビを見ているときに、はずれた。今は駐車スペースに横たわっている。あわせて、すだれとガラス戸の間に止めてある女優の自転車もいつの間にか倒れている。

金属系のものがあちこちに転がったり、倒れたりするのは身の危険を感じるが、あるいは、隣の家のシュロが倒れたらどうなるんだろうと心配にもなるが、うちの駐車スペースに生えているフウセンカズラには、愉しませてもらった。フウセンカズラの丸っこい実が、コロコロ、コロコロと強風のため道のほうに転がっていった。その様子がどことなくユーモラス。思わず、電車男とクミゴンを呼んだ。一番喜びそうな女優にも見せてあげたかった。

さらに微笑ましくなったのは、その転がったフウセンカズラの実を、傘を差すことなく登校している途中の小学生たちが喜んで拾っていったことだ。あのなんとも言えず、思わず人に見せたくなるような転がる感じを分かち合えたのはうれしかった。転がるところを見ていない男の子が、「フウセンカズラだろ」と水を差すような言い方をしていたのは象徴的だった。フウセンカズラを知ったのは、私の場合、大人になってからだなあと妙なところでまた感心してしまったのだが。

さて、風は吹いているが、今は雲もだいぶ切れて、晴れ間が広がっている。

毎年10月になると、チャドクガの成虫がどこかの塀に止まっているのを見るようになる。今日、今シーズン初のチャドクガを見た。出勤時、私は傘をさしていたが、チャドクガはその壁につかまっていた。茶色い部分が多めだった。思わず近づいて見てしまった。これから来る台風の強風で、飛ばされることはないのだろうか。野外の生物は、みんな必死だよなあ。

ご飯を食べに行ったら、火曜日は定休日でその店はお休み。またやってしまったと途方にくれて歩いたいたら、市の駐輪場の近くで、聞きなれない鳥の鳴き声。複数聞こえる。しばらく駐輪場を三方に取り囲む建物を見上げていた。左の建物に鳥のシルエットは見つかったが、動かないのでなんの鳥だかわからない。ああ、双眼鏡があればと思った。すると、今度は右の建物に、また別の鳥が見えた。尻尾の振り方ですぐわかった。ハクセキレイだ。さらに別の2羽のハクセキレイが、左の建物の壁の近くをじゃれあうように飛び交っていた。その鳴き声は、聞き慣れた「チュ、チュン。チュ、チュン」というものではなかった。

帰りの電車待ちのベンチで。ずいぶんひんやりしている。ついこの前までそんなことはなかったのに。『ミミズのいる地球』を開いて、読んでいたら、やけにでかいガガンボがひっくり返っている?ように見えた。ゲッと思って、しかし、じっくり見たら、シオカラトンボがひっくり返ったようになっていた。死にかけか。もう少しよく見ようと思って触ったら、普通の体勢になった。シオカラトンボではなかった。赤とんぼだった。成熟したというより老熟したアキアカネあたりか。つかもうとしてもう一度触ったら、飛び立った。そこにちょうど電車が来た。

クロマダラソテツシジミが東京で確認されたということで、ネット上のあちこちのブログで話題になっている。私は見ていないが、NHKのニュースで取り上げられたことも大きいようだ。クロマダラソテツシジミには、ちょっと苦い経験もある。私自身は、今年の春まで、このような名前の蝶は聞いたこともなかった。もともとはフィリピンや台湾にいる蝶で、それが台風などで迷蝶としてやってくるとしても沖縄や石垣島、与那国島のような「南の島」での出来事だった。幼虫はソテツの新芽を食うので、どちらにしても南方系の蝶そのものだ。

それが、南九州上陸はまだしも、関西や今年はついに東京にまで現れたということで、毎度おなじみ「温暖化」問題だ。東京での発生の原因はまだ謎だが、故意であれ、そうでないものであれ、人為的なものであることは間違いないだろう。そもそもソテツ自体が、九州や四国が自生の北限なので、ソテツもその新芽を食うクロマダラソテツシジミも「温暖化」以前に「人工化」の産物なのだ。

南方系の生物が繁殖できるかどうかの鍵の一つは、越冬できるかどうかだ。ここで「温暖化」が問題になる。「温暖化」は一つには冬の最低気温の上昇という形に顕著に表れるので、越冬できるかどうかはまさに「温暖化」の問題と一般には直結するといえる。ところが、ソテツは、人工的に保護されて越冬するものもあるようだ。同様にクロマダラソテツシジミも、これだけ都市環境が整えば、越冬する場所を見つけられるかもしれない。クロマダラソテツシジミは、ネットでちょっと調べたかぎり蛹で越冬するようだ。蛹ならば、ソテツが越冬のために保護されていれば、いっしょに越冬させてもらえる可能性がある。そうなると「温暖化」は必ずしも関係なくなってくる。

もうひとつ、クロマダラソテツシジミが放蝶により、関西や東京で発生した場合。それは「ネット化」の副産物といえるのではないかと思う。ネットで注目される機会が、非ネット社会の時代と比べて飛躍的に増えるので、愉快犯ならばたまらないだろう。

生物は、ただひたすら子孫を増やそうとするので、クロマダラソテツシジミの生息範囲の拡大の報告は続くだろう。しかし、南国でもなければそれほどソテツが世の中にあるとは思えない。さらに、ソテツは生長のスピードが遅い植物のはずだ。となると、早々に食糧不足でクロマダラソテツシジミの個体数はしぼむと思われる。そこらに生えているエノキを食草とするアカボシゴマダラとは訳が違うはずだ。クロマダラソテツシジミは、本州に定着できたとしても、ソテツが豊富にあるほんの限られた地域にとどまるだろう。これが現時点での私の予想である。

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