庭の観察記録
身近な自然の観察記。すぐそこにある自然を通じて、生物の多様性と神秘を味わい、クォークから宇宙まで想いを馳せる。
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カラスウリ全景懐中電灯に単1電池4つのうち2つを入れ替えて再チャレンジ。こんな感じで生えている。左側は雑草がぼうぼうのほとんど管理されていない公園(たぶん手が入るとこのカラスウリも始末される)。初めてカラスウリを見た10?9年前は、この画像の奥の壁の向こう側のアパートの敷地に生えていた。
カラスウリ たぶん雄花 横からいくらか見て回ったが、おそらくここには、雄株しかない。

カラスウリ たぶん雄花 正面から近づいて大きく撮れば美しいものというわけでもないと実感。それにしても面白い花びらだ。これは近づかないとわからない。(近づきすぎるとカメラ自体がフラッシュの影になるので、ちょっと離れてズーム)
庭の雑草にツマグロオオヨコバイ3匹この草は何?の草のところにツマグロオオヨコバイが3匹。わかるかな?

写真を撮ろうとすると、文字通り横に這って逃げていくので、シャッターチャンスを逃すのが簡単。しかし、そこらにいるので、撮影頻度は頻繁。

ツマグロオオヨコバイの成虫これがツマグロオオヨコバイの成虫。バナナ虫と呼んでいる人もいる。私は大人になるまで、俗称も和名も知らず、「あれ」「あの虫」としか言っていなかった。

下のほうに幼虫が見える。

ツマグロオオヨコバイの幼虫これが幼虫。成虫よりも上の位置にいたもの。終令幼虫だろう。体は半透明で顔はちょっとひょうきん。この角度ではいまいちだが、ちょっと憎めない顔をしている。

これがツマグロオオヨコバイの幼虫だと知ったのは去年の夏。枝豆をとるべくダイズを庭にまいたが、結構こいつらを見た。しばしばお尻のほうから透明な液体がつゆとなってポトンポトンと落ちていた。最初は偶然だと思ったが、何度も何度も見るので、もしかしてこれはオシッコではないかという結論に達した。また、こちらの姿に気づくと必ず横に這う面白い逃げ方、そういえばもっと動きが鈍いがセミもそうだったよなということを思い出す。そのうち「あの虫」が姿を現す。逃げ方がそっくり。こ、これは、ということで「あの虫」の幼虫がこのひょうきんものと確信する。「あの虫」を改めて図鑑で調べるとその名はツマグロオオヨコバイで「せみ・かめむしのなかま」。これで私の中ですべてがつながった。

セミは吸うタイプの口を持っていて、木にさして木の養分を吸う。アブラムシなどもそうである。ということは、ツマグロオオヨコバイはダイズの栄養を横取りをしているわけで、それ以来、みつけては地球にたたきつけて大地に有機成分を返すようにしていた。栄養(窒素成分)に乏しい貧しい庭なのでと心の中で繰り返しながら。

今年は私は何も植物を育てていないので、何でもオッケイ。何でもあり。



ひたきのつぶやきには、なんと幼虫から成虫に脱皮する羽化の様子の写真が収められています。見事です。
3月1日に現在の職場に転勤してきて何より驚いたのはネズミがいることである。まだ生の姿はお目にかかっていないが、その痕跡は十分である。

夏休み期間中に棒状のスナック菓子を机の引き出しに入れっぱなしにしていた職員は、見事に食われ、そして、いくつかのウンチを手に入れた。もちろん見せてもらった。デジカメがないのが残念であった。長さ1cmくらいの棒状(円柱状)であった。

さらにきのう、同じ引き出しから大量のウンチが発見された。所属長である私に報告に来る職員K。
「ちょっとこれすごいんですけど」
「どれどれ」(心が弾む私)
見ると2冊の本の上にそれぞれ3,4個と10個くらいある。
「え、なにこれ、すごい。こんなにいっぱい」
「何も食べ物(引き出しに)入れてませんよ」
「うーん。こっちのほう(のウンチ)は古いんじゃないの?けっこう時間たってるんじゃないの」
「オシッコしてますよぉ」
確かによく見るとウンチが少し溶けた感じがするだけでなく(だから私は古いものと思ったのだが)、白い表紙の本に薄い茶色いしみができていた。
「居座りついたか。居心地がいいんじゃないの」
「しかし、何もわざわざこんなところに。あ、焼肉食ってもらったあめ玉がはいてった。こんなのにまで手を出すのか。どうして(ここに飴があると)わかるんだ。ああぁぁ・・・。」

ネズミ退治の業者も入っているのだが、どこまで機能しているのか大変怪しい。
カラスウリ幻想的な花だ。はじめてみたとき、あまりの美しさにはっとした。それはたぶん結婚した年だった。仕事帰りに見たものの、数日後の出勤時には花は見つからなかった。あれは夢だったのか?

夜にしか咲かないと知ったのは、さらにその何日もあとのことだった。
カラスウリたくさんはじめてみたところとほぼ同じ場所のもの。いつもいつの間にか除草されてしまうので、赤くなるというその実はこの場所では見たことがない。多年草なので、このカラスウリは10年物かもしれない。

雄花と雌花があるというのは今日はじめて知った。そういえばウリ科であった。
[カラスウリ]の続きを読む
久しぶりに早く帰ってきたのに、誰もおらん。
20時に駅から電話して、留守電だったので怪しいとは思ったが。
買い物に行っているのかなあなどと駅を降りてから考え事をしつつ歩いているうちに気づく。数日前、台風が通った翌日は、蒸し暑い夜で深夜でもセミが鳴いていた。その翌日の夜にはもうコオロギの仲間だけだった。今日も、ああ、コオロギだけか・・・と思いながら歩いていると、なにか懐かしい感じ・・・。この大音量は・・・アオマツムシ・・・。うるさい。

もしも平安時代にオアマツムシがいたら、日本人の自然観は変わっていただろうと私は信じて疑わない。

これを書いている途中でお祭りから帰ってきました。
コニシキソウの花コニシキソウはうちの庭の踏み固められた裸地に近いところに生えているが、いかんせん今年はカタバミが猛威を振るっているので、昨年までと比べて少ない。

花を咲かせているところをそのうち撮ろうと思っていても、ありふれすぎていて、いまいちその気になれない。

コニシキソウにたくさんのアリコニシキソウにたくさんのアリがついていたので、おお、これはということで構図もあまり考えずに何枚か撮った。花の蜜でも集めに来ているのかなと。とても小さいので肉眼ではよく見えず、とにかくあとでパソコンの画面で確認しようと。

コニシキソウとアリとアブラムシやけにたくさんアリがいるなと思っていたら、その一部(半分くらい!?)はなんとアブラムシだった。まったくわかっていなかった。
コニシキソウとアリとアブラムシ2別角度。手前に写っている葉はカタバミで、これでどれだけ大きく写しているかが実感してもらえるだろうか。

ところでこのアブラムシ、何アブラムシでしょう。
P8140001.jpgこれはなんだったか。
どこかで、これはあれだとこれを撮る1日前くらいに見たのだが、それはどこなのか探したがちっとも出てこない。
P8230136.jpg引っこ抜かれる前に知りたい。
ヤマトシジミのさなぎアリが歩いている。翌日の朝、さなぎは半分土に埋められていた。その後、観察する機会がなかったが(朝は見る暇がなく、夜では見つからなかった)、アリの餌食になってしまったと思う。
キアゲハ駐車スペースにあるプランターから大幅にはみ出たサフィニアの花には、チョウがよく来る。

ナミアゲハは毎日のように見るが、キアゲハはこの辺ではちょっと珍しい。この夏でまだ2回目である。


キアゲハ ピンボケ
家からぼんやり庭などを眺めていた朝、「ああ、キアゲハぁ!デジカメ?!!」という具合にあせってデジカメ持って出て撮ろうとしたら、勢いあまってスイッチがビデオ撮影モードに。それに気づくのに一瞬かかり、よけいあせる。やっと撮れたのが最初の一枚で、もっと近づいて撮ろうとしたら、こちらの気配を察知したのか、逃げられた。怪我の功名で、撮ってしまったMP4の映像の中にキアゲハとはっきりわかる部分があったので、写りは悪いがそこを取り出した。それがこの2枚目。
クサカゲロウクサカゲロウの仲間。住宅地に多いのはヨツボシクサカゲロウで、単にクサカゲロウと名づけられたほうは山地に多く、やや小さい、とものの本にある。この画像はどちらになるか私にはわからない。今まで見たことのあるクサカゲロウの仲間ではやや小さい気がしたが、この写真ではわかりづらい。止まっているのはヘチマであり、手前はおそらくアサガオの葉である。

クサカゲロウはなんとなくおとなしいイメージがあったので、遠慮なくもうちょっと近づいて撮ろうとしたら、あっさり飛んで逃げられた。

華奢で繊細に見えるので、成虫もアブラムシなどを食う肉食というのはちょっと意外な感じがする。幼虫はアリ地獄と似たような形をしているので、肉食というのは風貌的に納得なのだが。
ヘチマの茎にアリ蜜線でもあるのだろうか。このときだけやたらアリが集まっていた。
ヘチマの雄花うちのヘチマ、まだ雌花が咲かない。しかし、それはそれとして、ヘチマの花って、結構きれいだわ。ヘチマは小3の理科でやって以来だが、毎年定番にしたい。
クロウリハムシウリ科ヘチマの葉の上に。特にまだヘチマには食害のあとも見当たらず。見慣れたハムシだが、うちのヘチマでは今年見たのは初めて。もしかしたら、羽化したばかりかもしれない。
朝の7時半ごろ、庭に出てみた。
サンショウのところをのぞくと、アゲハがまた1匹終令幼虫になっていた。とはいえ、青虫を見るのは久しぶりだと思う。
他にも幼虫は何匹か見える。こころなしか葉の上よりも枝にしがみついているやつが多いような感じがする。

そこへやってきましたアシナガバチ。少し小さめな感じ。頭の中央がやや黄色いのが目立つ。

青虫のすぐ近くを通るも気づかずスルー。
次に3令くらいの幼虫に接触するも「角」を出され、そのせいか離れる。
その次に4令くらいの幼虫の近くに行く。
するとその幼虫はアシナガバチの羽による空気の振動を察したのか、「角」を出した。
こんどは「角」が長い。
アシナガバチはそのせいか少し離れ、また近づいたら同じように「角」を出された。
そして退散。ただし、「角」のせいで逃げたのか、
そもそも幼虫を認識できなくてその場を離れただけなのかはよくわからない。
「角」の長さからして、あれはナミアゲハではなくクロアゲハの幼虫かもしれないと後で気づく。しかし、クロアゲハならば「角」は赤いはずだが、黄色っぽかった。

さて、そのアシナガバチ、再度、終令幼虫の近くに、ほんとに近くに来るが、気づかず。
終令幼虫のほうも何の反応もせず。

ハチは獲物のすぐ近くを飛ぶだけでなく、サンショウの葉の上や茎も歩きながら調べるのだが、意外と幼虫を見つけることができない。やがて、あきらめて、私の体の近くを回ったりして、他のところに飛んでいってしまった。

アシナガバチが飛んでいるのはよく見るが、実際に獲物をゲットしているのは今までに数回しか見たことがない。獲物を探すことの下手さは、見ていて結構じれったい。
もっとも今回は、アゲハの幼虫が狩られなくて、胸をなでおろしたのだが。
[アシナガバチ対アゲハの幼虫]の続きを読む
昨日帰ってきたのは23時50分ごろだが、セミがあちこちで鳴いていた。

家に入ってからも西からはセミが聞こえ、南の庭方面からはコオロギが聞こえ。どちらもやかましかった。月は満月に近く、テカテカまぶしい。

一夜明けた今もあちこちでコオロギがうるさい。
ルリチュウレンジに似ているもの夏休み最後の日、どこかに出かける途中で撮影。アスファルトの上で近くを通っても微動だにしないので撮ってみた。

ルリチュウレンジに似ているが・・・。
いろいろ調べてみても・・・。
ルリチュウレンジは背中がもっとダースベーダーのようにてかってる。
ルリチュウレンジはもっと触角が丸みを帯びている。
ルリチュウレンジはこんなゴキブリやハエのように脚がギザギザしていない。
ハトなんとなく屋上に出てみたら、近くにハトがいたのでなんとなく撮った。庭にハトが下りてくることはまずない。確か10倍ズームで撮った。
ハト・飛翔首を動かしていたので、何度かシャッターを押すうちに飛び立った。ラッキー。私には狙っても撮れないショット。
イヌ屋上から隣の家のイヌを撮影。これって盗撮?(^_^;

とてもおとなしいイヌでヒトに対して吠えたりしない。が、もう1匹いる小さいイヌ(?姿をほとんど見ない)がやや凶暴で、家の前を別のイヌが通ると、まずチビが吠えて、こいつもいっしょになって吠えたりする。
イヌホオズキとニジュウヤホシテントウ志賀高原から帰ってきた日の夕方にフラッシュで撮影。なるべくニジュウヤホシテントウが写る角度で撮ったつもり。
ぼろぼろのイヌホオズキ(花つき)とニジュウヤホシテントウ翌13日の15時半頃。イヌホオズキの葉っぱはもうボロボロ。ニジュウヤホシテントウに食われまくり。ニジュウヤホシテントウはナスやジャガイモの葉を食う害虫だが、同じナス科のイヌホオズキ(写真はアメリカイヌホオズキかもしれない)の葉もご覧のとおり。イヌホオズキは雑草なので、こうなると益虫?イヌホオズキの花は、ナスやジャガイモに(特に後者に)そっくり。

今気づいたが、なんだかテントウムシの幼虫っぽいものもいっしょに写っている。

ニジュウヤホシテントウ星の数を数えると「1、2、3、・・・10、11、・・・」ん?片側で10を超える?20以上あるんだな。今までずうっとナナホシテントウが7つの紋があるようにニジュウヤホシテントウにはぴったり20あるのかと思っていた。ナミテントウがいろいろな模様を持つのでそれと似たようなものなのだろうか。

もっと前翅はてかてかした印象を持っていたが、粉を噴いたようなような感じが意外だった。
ニジュウヤホシテントウの交尾あちこちで合体してた。昆虫はほとんどが後背位だな。
ニジュウヤホシテントウ うじゃうじゃ20匹くらいかなあと、ためしにざっと数を数えてみたら、50を軽く超える。衝撃。ここまで大発生したのは初めてではないか。なるべくたくさん見えるカットをと思ったが、全然、全然。こんなもんじゃない。うじゃうじゃだから。
ゴウシュウアリタソウこれはもともとは何の鉢だったか・・・。この前はキノコが生えていた


ゴウシュウアリタソウ(アップ)
アップ。どれが花だかあまりに小さくてとてもわかりづらい。
ゴウシュウアリタソウ(アップ2)アリも2匹写っている。花の地味さ、小ささからして、花粉を運ぶのはきっとアリだろう。

この植物の名前を調べるのに、はじめはコニシキソウと同じトウダイグサ科と思ってそこばかり調べていた。あきらめかけたころ、あ、そうか帰化植物だということで、図書館からまた借りている『日本帰化植物写真図鑑』で最終的にやっと確認。その前にウラジロアリタソウが似ていると気づいたので、アカザ科で絞って調べたのがよかった。それにしても、その前に調べるために使っていた3種類の図鑑のうち2冊にもちゃんと載っており、植物の図鑑は調べやすさという点でもう少し何とかならんのかと思う。
バッタの抜け殻朝、外に出てから家に入るとき、玄関横のアサガオの葉の上にチラッと白いものが目に入った。

バッタの抜け殻。写真ではもうひとつという感じだが、透き通るような白が美しい。

バッタの抜け殻とアリ画像サイズを変えていたら、その間にアリがやってきた。もしかして貴重なタンパク源?

脱皮の神秘、抜け殻の美は見た目だけにとどまらない。

知識が増えると感動が何重にもなる。
以下は、『ゾウの時間 ネズミの時間』(本川達雄著、中公新書)からの引用である。

脱皮というものは費用と危険をともなうものである。(中略)きわめつけが、体の奥深くまで入り込んでいる気管を脱ぎ捨てることだ。気管は体表面が体の内部に入り込んだもので、外骨格の一部である。だから、こんな体の中に細く枝分かれして入り込んでいるものでも、脱皮の際、すっぽりと脱ぎ捨てなければならない。


前に戻って、その気管についての説明の一部。

気管は先端の方で細く枝分かれして組織に入り込んでいるが、この部分(毛細気管と呼ばれる)の太さは、昆虫のサイズによらず、直径0.2ミクロンである。これは空気中の酸素の平均自由行程の2倍。



1ミクロンは1000分の1ミリメートル。ヒトの髪の毛の太さが100ミクロン程度である。また、「空気中の酸素の平均自由行程」とは、空気中の酸素分子が別の酸素分子にぶつかるまでの平均の距離のこと。

気管は昆虫における空気の通り道だが、ヒトで言えば血管が体の隅々まで細かく枝分かれしているイメージだ。そして、ヒトでは口から食道、胃や腸の壁は「体外」に相当する。体内に入っているが体外である。気管も同じ。脱皮の際にはその体内にある体外の部分を体外まできれいに持ってくるわけである。細かく網目状に複雑に入り組んだその一つ一つをである。
ハグロトンボ(死体)朝、5時過ぎに目覚めて(また1階で電気をつけたままくたばってた)、寝ぼけ眼で庭を眺めてみると、ひらひらと黒いものが舞い上がっていく。
「おお、なんだ、アゲハか?」
それはハグロトンボであった。うちの近くの川によくいる。なかなか止まってくれないのでいつも撮り損ねてた。今朝もまた。

この画像は6月2日のお昼に撮った死体。
ハグロトンボ夕方、この前川で見たオオケタデの写真を撮りに行こうとしたら、うちから一番近い橋のところでひらひら飛んでいるの多数。被写体を急遽変更。
カワトンボ科ハグロトンボ画質モードを変えて画像のサイズを大きくするも距離があり(10倍ズーム)、少々暗く、かなり納得いかない画質。相当枚数を没にした。フィルムだったらとてもではないができない。

右がオスで左がメス。

胴体は比較的細い。翅が黒いので、飛んでいる姿はひらひらした感じがある。しかしそこはトンボ、チョウのようには蛇行はしない。

トンボは前翅と後翅を交互に動かして飛ぶが、翅が色つきなのでハグロトンボだとそれがよくわかる。
P8130090.jpg生物とは何かと改めて問われると、意外と答えるのは難しいが、どの生物にも必ず共通していることは、物質の出入りがあるということである。物質の出入りがあれば生物とは限らないので、物質の出入りがあることは生物であることの必要条件である。

さて、今朝、庭に出てみると、くさい。(最初に庭に出たのは、起きた5時だったか、もう一度寝る直前の7時だったか、もう一度起きた9時半だったかは忘れてしまった)。
このにおいはネコのおしっこ。以前の教訓では、このにおいがしたときは、うんちのにおいもしてきて、やがて見つかる。はたして、そのにおいも漂ってきた。かなり強烈である。

しかし、庭を見渡すかぎり、カタバミが蹂躙されたあとも不自然なくぼみとその上に乗っかる「それ」も見当たらなかった。

ほおを伝わる風向きに注意し、捜索範囲を広げた。聴覚も利用した。
触覚、嗅覚との連携により、ついに発見した。視覚だけではとても探しきれなかった。

隣の家の敷地だった。今は帰省中かなにかで長期不在。最悪のタイミングだ。その家はネコを飼っていないが、ネコの通り道になっている。最近、うちの駐車スペースにも「あいつ君」以外の猫が来るようになっている。少なくともほかに2匹。そしてそこは、明らかに猫のトイレになっている。以前こいつうんちするんじゃねーかという怪しいしぐさをしたのを見たことがあったので、追っ払ったこともある。

よく見ると、何匹もの群がり飛び回るハエに、それを食っていると思われるダンゴムシも。ダンゴムシって、ネコの糞も食うんだなあと少し感心。


クロバエ科キンバエのなかまメタリックカラーのボディはなかなかきれいだ。クロバエ科のキンバエかミドリキンバエあたりらしい。それにしてもキンバエなのにクロバエ科とは面白い。

撮影したのは15時50分なので、発見時に比べ乾燥してきている。・・・今これを書いているのは14日26時19分だが、マジかよ、また部屋の中まで漂ってきたよ悪臭が。夜にまたちょっと雨が降って湿ったからねぇ・・・。


ニクバエもう1種類いると思って撮っておいた。いずれも10倍ズーム。くさいものに近寄らなくてすむので助かる(それでも十分くさい)。例の手もみポーズをとったつもりだが、いまいちわからん。これはニクバエ科のニクバエの仲間らしい。日本産のニクバエは100種類以上あり、普通種でも数十種。しかも区別しづらい。そんなの標本も作らず写真だけでど素人に判別もつくはずなし。

細かい分類はさておき、写真を眺めているうちに、そして調べていくうちに恐ろしくも興味深いことを知った。

まず、2番目の写真。3番目でも写っているが、白いやや縦長の小さなポツポツ。卵?それにしてもちょっと大きくないか?それとももう卵がかえって幼虫、つまり、ウジになった?このネコの糞は、まちがいなく13日の深夜から未明、もしくは早朝にかけてされたものである。ウジだとしたら、いくらなんでも早すぎないか?

その疑問を置いたまま、ハエの種類を調べていくと、その答えらしきものにぶつかる。あれはやはり、ウジらしい。なんとニクバエ科のすべてとクロバエ科(およびイエバエ科)の一部は、メスが体内で卵を孵し、幼虫を産みつける卵胎生とのこと。

前からおかしいと思っていた。うんちなんぞすぐ乾燥してしまうし、風化するまでにさなぎになれなければ、全滅である。卵ではなく幼虫のまま食べ物にありつけるのならば、それだけ時間を短縮できる。そういうことだったのか、ハエの成長の早さのからくりは。

ところで、イヌならば飼い主がもれなくついてくるものを始末するのが、私が住んでいる地域ではほとんど常識として定着しているようだが、ネコの場合はどうしてくれよう。イヌとネコでは生態がまったく違うので、イヌのように飼い主がすべてを始末するのはまず無理だ。それは理解できる。しかし、しかしだ。現実問題として、どうしてくれる、飼い主たちよ。しかもあの糞、はじめか終わりのほうはおなか下し気味だぞ。
P8130112.jpg21時34分。まだ出勤前。その約1時間ちょっとあと、世界陸上のマラソンのメダルが確定したその何分後かに見に行ったら、出勤後だった。懐中電灯でクワズイモの根元を照らすと、自分の体が入るように穴を掘った後もよくわかった。

どこに出かけたのだろうかと部屋に入る前にもう一度調べたら、庭のすぐ入り口にいた。ねぐらを見に行く前に見たはずだが見落としたらしい。踏んづけなくてよかった。
スズバチ見慣れないアシナガバチだなと思って、すぐデジカメを取りに居間に戻り、即撮影。しかし、動きが早くてピントを合わせる時間がない。ええい、ということでスポーツモードで撮影。ズームは固定になるが致し方ない。レンズの中で捉えるのが精一杯。

やはり小さくてわかりづらいか。画像サイズを変えればいいのだと、また後で気づく。チャン、チャン。

スズバチとアゲハの幼虫期せずして、アゲハの幼虫もいっしょに写っていた。・・・あれ、今気づいたけど、少なくとも3匹写っている。

思わぬところが写っているのは写真ならでは。ヒトの「見る」という行為は単なる光の反射だけではなくて、見えているものから見たいものを選別しているので、このように「見落とし」が生じる。

うーん、アゲハの幼虫もいっしょに写したいと思っていたが、願ったりかなったり。

で、このハチだが、図鑑で調べたら、どうも徳利場地価の、もとい、トックリバチ科のスズバチらしい。スズメバチではないよスズバチだよ。うちのアゲハを狙うのは、アシナガバチだけではなかったとは。ちなみに、このときは無事見つからずにやり過ごすことができた。
身近な自然に関するものを、と思ったこともあったが、いったいどこまでが自然でどこからが自然でないのだろうか。その境界は意外に灰色である。むしろそのグレーゾーンこそが面白いと最近では思っている。

スズメは完全な自然ではいない、必ず人家の近くにしかいないというような文章を読んで、かなり頭にダメージを食らったことがあった。それからこんなことを考えるようになったのだと思う。どこで読んだのか忘れたが、今ではその文に出会えたことに感謝している。

生殖器である花が妙に誇張された園芸用の植物は、Fカップ以上の巨乳のように不自然で、あまり惹かれないのだが、それでもそこに集まってくる虫は面白い。この場合、その虫たちは「自然」なのだろうか、それとも違うのか。

都会に住むアゲハは、ほとんどすべてが人工的に植えられたと思われるサンショウやミカンの葉で育ち、成虫の命をつなぐ蜜も、おそらくほとんどが人工的に植えられた草木の花から得ている。都会のアゲハは自然なのか、そうではないのか。

雑草も、忌み嫌われたり、あるいは強さの象徴として祭り上げられたりするけれど、実は、ヒトがいてはじめて活躍の場を与えられる。

そういうことにもなるべく触れていきたい。そう思っている。
P8130058.jpg去年鉢植えで買ってきた観葉植物のクワズイモ。サトイモ科だが文字通り食えず、ただ見るだけの観葉植物。

去年のうちにかなり弱ってしまい、掃き溜めへ捨てた。

それが、見事に復活!!
庭で今最も生き生きしている植物である。



P8130059.jpgアップでもうちょっと近づく。左はこぼれだねから増え続けるアサガオ、葉っぱはショウリョウバッタ系に食われ気味。手前はオダマキやはりこぼれ種から大繁殖、しかしなぜか花はまったく咲かせず。


P8130060.jpg夜に大量の雨が降ったので、水滴も。


P8130062.jpgそしてその向こうに潜むもの。その名はヒキガエル。


P8130064.jpg別角度。夜はしょっちゅう目撃するが(今年は見つけた場合はすべて撮影している)、昼間にうちの庭で過ごしていくとは大変光栄。
朝5時に目覚めると(『はるか17』を見ながら、和室でそのまま寝入っただけだったのだが)、庭のほうから「りっ、りっ」とコオロギの鳴き声が聞こえた。

鳴き声が聞こえるのは前の家の方からで、まだうちの庭からはまったく聞こえてこなかった。

合宿に出かけた8日の朝はまだ鳴いていなかったので、ここ数日で鳴き始めたと考えて間違いないだろう。

朝の7時にはもう鳴きやんでいた。
P8120051.jpgクローンの攻撃で紹介したオシロイバナ、開花していた。8日の早朝にはまだつぼみだった。
[オシロイバナ開花]の続きを読む
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